ベトナム紡績衣料の輸出回復ペースが加速

ベトナムの「税関オンライン」3月3日付報道によると、ベトナム紡績服装協会の武徳江主席は、2021年初めの2カ月間のベトナム紡績服装の輸出額は前年同期比4%増の58億ドルに達したと明らかにした。昨年同期の紡績衣料の輸出額は前年同期比9.8%減の35億ドルにとどまった。このことから、2020年の新型コロナウイルスの深刻な衝撃を経て、紡績アパレル業が明らかに回復し始めたことがわかる。

2021年にベトナムの紡績アパレル業界が掲げる目標は輸出額390億ドル。武徳江氏は、この目標は実行可能だと考えている。ベトナムの紡績服装業は多くの新たな自由貿易協定に署名することによる大きなチャンスに直面しているからだ。武徳江氏は特に、RCEP協定は紡績アパレル業に助力を提供し、まだ疫病の影響を受けているヨーロッパなどの市場に取って代わることができると強調した。同時に、自由貿易協定は原料供給段階の投資誘致にも役立つだろう。